雷鳥。
さかきです。
下での所用が終わり、今日戻ってきました。
秋から冬にかけては、「〇〇講習会」といった、宿泊業を運営するにあたって、必要とすべき受講必須の機会がわりと多く、どうしても下りなくてはいけないことが時々あります。悪しからず・・・
さて、今日は燕岳の登山口を出発して大天荘に辿り着くまで、終始どんよりした曇り空、稜線は西寄りの風が吹き付け、肌寒い道中でした。
▲今日の大天井岳 大下りの頭より
山肌の葉っぱは完全に落葉し、目立つ黄色はカラマツ。
今日この場面に限っては、なんとも物寂しい雰囲気です。
画像左側が東、右が西ですが、東側から湧き上がる雲が、西から吹き付ける風にさえぎられ、ちょうど稜線境にくっきり分かれています。夏の午前中の晴天時によくあるパターンです。
東側巻く登山道に入ると真っ白。
西側巻けば雲一つなし。よくよく考えれば面白い場面です。山で長い事生活していると何とも思わないことですが・・・人影のない今日の稜線を歩いていて、ふとそんなことを思いました。
そんな道中、
強い西風を凌いでいる二羽の雷鳥に遭遇。
少し首を窄めて、じっと耐えています。
まもなく迎える厳しい冬を前に、いくらか体も大きく丸くなってきました。
あの過酷な厳冬を耐え抜く雷鳥、単にかわいいだけでなく、すごい生命力だと改めて思います。
今日はそんな雷鳥達にあえて敬意を払い、後にしました。