次第に雨へと。
昨日までの晴天と違い、少し雲の多い朝を迎えました。でもその雲が朝日に染まりきれいでした。また、気が付けば太陽が昇る位置が浅間山より随分と離れていました。この太陽が昇る位置も季節の進み具合を教えてくれます。
そして、燕岳の上にうろこ状の雲が広がり、その雲が美しい光景を造り出してくれました。
雲が美しいのは良かったのですが前線が近づいてきているようで、これらの雲はその天気が下り坂へ向かっていくことを知らせてくれるものでもありました。
雲の様子は刻々と変化していき、お昼ごろには西の空には灰色の雲が現れ、ちょっと恐ろしくもあり、見方によっては美しいと思える光景でした。
この天気が崩れる前になんとかヘリコプターによる物資輸送もギリギリセーフといったところで終了しました。今シーズンのヘリの荷揚げもあと2回となりました。今の時期、荷揚げしているものはすでに来年の燃料などです。
午後になって雨は本降りへとなっていきました。合戦尾根のダケカンバはすっかり葉を落としているようです。白い幹が目立つようになってきました。すっかり晩秋の光景です。この雨のあと気温はまたぐっと下がりそうです。もしかしたらまた雪が見られるかもしれません。一雨ごとに秋は深まっていきます。
河地