薄っすら雪景色。
昨日は燕岳周辺でも小雪が舞いましたが積雪とはなりませんでした。標高の高い山ではどうだったのかと思い、今朝も氷点下の寒い中外へ出てみると槍ヶ岳や水晶岳などが薄っすらと白くなっていました。残念ながら北部の山々は雲に覆われて見ることが出来なかったのですがどうだったのかわかりませんでしたが、北アルプスにもいよいよ冬がやってきました。
今朝も雲に遮られ、ご来光はありませんでしたが雲の間から差し込む朝日が盆地に発生する雲にあたり、それがとてもきれいでした。また浅間山は今日は少し噴煙をあげているようでした。
不思議なことにヘリポート下の数本の木にだけ霧氷が付いていました。ナナカマドにも霧氷が付き、赤と白の組み合わせがなかなかきれいでした。
陽射しのない朝でしたが、雲が様々な演出をしてくれ、笠ヶ岳がいつもよりかっこよく見えていました。
氷点下で寒い朝でしたが、様々な美しい自然現象が見られ、寒さを忘れてあちこちの写真を撮っていました。そんな時、2羽のイワヒバリが玄関前の看板の上にやってきてかわいらしい姿を見せてくれました。恐らく小屋のそばで生まれた子供たちでしょう。いつも毎日のように玄関前にやってきます。このかわいらしい姿に心癒されます。でももう少しすれば下へと降りて行ってしまいます。
今日の日中も小雪が舞いました。こうなると雪への準備を急がねばという気持ちが強くなってきます。夏の間、小屋の各所にしまってあった雨戸をいつでも使えるように移動したり、一部には雪囲いも入れました。これから徐々に営業しながら雪への準備を進めていくので何かとご不便をおかけするかもしれません。燕山荘は11月25日の宿泊までの営業です。
河地