現地からの最終たより。
さかきです。
2018年シーズン現地からの更新は、今晩が最後です。
今年は6月17日に入山し、気付けばあっという間の5か月弱。
いろんなことが思い起されますが、先ずはスタッフ全員、大きな怪我事故なくシーズン締めくくれそうであることに(無事下山することまでが大事な仕事)ホッとしているところです。
小屋開け小屋閉めは、何かと重量物を運ぶ・組み立てる・分解するといった、一歩間違えば簡単に怪我につながりかねない作業が目白押しなので、気が抜けません。
加えて作業の良し悪しで来シーズン小屋開け以降の運営が大きく影響しますので、時間と睨めっこしつつ丁寧な作業が求められます。
ま、何はともあれ、ここ数日比較的晴天ベースである故、作業が順調に捗るのが助かります。
今朝も冷え込みは強くない上、気持ちよい青空が広がり、それが夕方まで続きました。
▲日の入前 槍ヶ岳と高瀬雲海
▲同じく 遠望剣・立山・鹿島槍方面
▲同じく 常念岳方面
作業の手を休めて・・・という時間は今日の日中はなかなか難しいものでした。
その分、小屋閉めの目途がついた夕方辺りに、これで来シーズンまでここ大天井岳周辺から望む光景とお別れがゆえ、じっくり眺め入りました。
雲海が見事でした。
それにしても、先週まで何度かの降雪でうっすら雪化粧したここ大天井岳界隈に限っては、だいぶ雪無くなりました。
そして日没後。
▲穂高連峰
▲槍・穂高連峰全景
うっすら紅く染まった西の空が印象的でした。
長年見慣れているこの角度からの槍穂が私は一番気に入っていますが、とりあえず明日の午前中で見納め。
今シーズン最終更新のブログも槍穂になるかと思います。
ご挨拶は、その時に改めてさせて頂きたいと思います。