街と山の季節感の違いにご注意を。
田植えの済んだ安曇野の水田には、まだ雪を多く残す北アルプスが写り、この時期らしい光景を楽しむことが出来ます。街は春でも山の上にはまだ雪もたくさんあり、上と下では季節が随分違うものだと思いました。
先日の雨で雪解けは加速しましたが、第3ベンチを過ぎると雪の上を歩くようになってきます。
富士見ベンチを過ぎれば、ほぼ雪の上を歩くようになります。
合戦の頭を過ぎれば、雪の残る急な斜面も出てきます。スリップは許されません。まだまだピッケルやアイゼンがほしいところです。夏靴にチェーンスパイク、ストックの方もよくお見掛けしますが、この装備だとスリップしやすいですし、ピッケルを持っていないとスリップした際、止めることは出来ません。今の燕岳はまだまだ雪があり、気の抜けない箇所も何か所かあります。しっかりとした装備と技術的に無理であれば、急な斜面に入る前に引き返す勇気も必要です。
今日はとても天気のいい一日でした。気温がさほど高くなかったのですが、雪面を歩くと風が吹き出してきます。そろそろ水分は多めに持ってきた方がいいかもしれません。またサングラスと日焼け止めは欠かせません。5月の陽射しは強烈です。
合戦尾根上部の登山道で歩きにくくなった部分があったので、何か所か雪切りを行いました。遠くに見える八ヶ岳の上にはもくもくとした雲も現れ、青い空とこの強烈な日差しはまるで夏を感じさせるものでした。しかし、夜なればやはり気温は低くなり、今、玄関先の温度計は0℃を示しています。この時期は街との気温差が大きいので注意が必要です。
河地