晴れた週末。
6月に入りましたが今朝は氷点下で始まりました。昨日の名残の雲が朝になって、まだ残っていて日の出は太陽が雲の隙間からちょこっとだけ顔を出す日の出でした。
しかし、天気はだんだんと良くなってきれいな青空が広がり出してきました。そして、槍穂高をよく見ると昨日は少しだけ降雪となったのでしょうか、黒い岩肌がほんの少し白くなっているのがわかりました。
そして、午前中は週末にふさわしいきれいな青空が広がりました。9時を過ぎると日帰りの方を含め、多くの方が登って来られ、にぎやかな週末となりました。遠くから来られた方々はこの素晴らしい景色を見て感動していらっしゃいました。ここにずっといる僕らでさえ、燕山荘から見る景色がいつ見ても美しいと思うので、その嬉しさはなおさらだったのではないでしょう。
お昼頃になってくると真っ青な空に巻雲が現れ、また違った美しさを見せてくれました。それにしてもテント場の雪もずいぶんと少なくなったものです。場所によっては小屋開け時より3m位は雪が少なくなったのではないでしょうか。
夕方になるにつれ、雲はどんどんと多くなってきました。残念ながら日の入りは雲に遮られてしまいましたが、この雲が創り出す景色は美しいものでした。
これは日の入り後のほぼ真北の空の様子です。西の空は雲に覆われて、黒い空になってしまいました。ここから見て、燕岳から鹿島槍あたりの空が美しい赤色に染まりました。
今夜も再び玄関先の温度計は氷点下を示しています。山の朝晩はまだまだ街の冬のような気温となります。
河地