自然美溢れる
6月8日(土)午後2時の気温16℃ 小雨止んで曇り
昨日、「甲信越地方が梅雨入りしたとみられる」との発表がありました。
今朝からの小雨はまさに梅雨を思わせるものですが、先日まで平年以上に暑い日が続いたせいか庭のツツジや山野草たちが一気に顔を出し始め、天気とは裏腹に明るい気分にさせてくれます。
今日は現在有明荘周辺で咲いている花を紹介したいと思います。
まず、この時期お客様から名前をよく聞かれる花がこちら
▼ベニバナイチヤクソウ(紅花一薬草)
うつむいたようなピンクの花が愛らしい花ですが、漢字名の通り薬草の一種です。
葉の搾り汁を傷や虫刺され使ったり、脚気(かっけ)や利尿剤として煎じて飲まれたりして「一番よく効く薬草」の意味から「一薬草」と呼ばれるそうです。
次に小さいながらも数で存在感たっぷりなのがこちら
▼マイヅルソウ(舞鶴草)
葉の形が、鶴が羽を広げて舞を踊っているように見えるので「舞鶴草」と呼ばれます。花は線香花火にも似て、とっても可愛い花です。
▼マイヅルソウの葉。鶴の羽に見えますか?
そして今の時期に咲くサクラソウ科の花二種
▼オオサクラソウ(大桜草)
▼クリンソウ(九輪草)
クリンソウは、段々に輪生して咲く花の様子が、お寺の五重塔などの頂上にある柱の飾り「九輪」のようなのでこの名になったようです。
夏~秋に赤い実をつけた姿の方がよく知られていますが、花は清楚な白色をしているのが
▼ミヤマニガイチゴ(深山苦苺)
バラ科に属しているだけあって、葉脈や葉柄に小さい棘があります。実は甘くて美味しいとされますが、中の核になる部分が非常に苦いことから「ニガイチゴ」の名前がついたようです。皺くちゃな花がとても個性的です。
庭のツツジも次々と咲き、新緑と相まって自然美溢れる季節になってきました。
▼今日の有明荘
今週は女子露天風呂の白いツツジも見頃に入ってきます。
有明山のシャクナゲもこの一週間が一番の見頃となるのではないでしょうか。
今夜は燕山荘スタッフがガイドする『日本二百名山有明山(信濃富士)登頂ツアー』に参加する皆様が有明荘に前泊されます。
天気が気になるところですが、きれいなシャクナゲを見られると良いですね。
(猪股ひ)