雪もだいぶ少なくなってきました。
今は梅雨真っただ中という感じでなかなかすっきりとは晴れてくれませんが、今朝も朝日に照らされる美しい山肌を見ることが出来ました。梅雨と言っても毎日雨ばかりではありません。
残雪がまだたくさんある裏銀座の山々をバックにミヤマキンバイが美しく咲いていました。まだ咲く花の種類はそれほど多くありませんが、こういく時こそ花の名前を覚えるチャンスかもしれません。
今日も松本は30℃近くまで気温が上がったようです。そのため今日も日中は東側はガスにすっぽりと包まれてしまいました。こんな時は燕山荘までたどり着くと突然、眺望が広がるので到着された方々の喜ぶ声をたくさん聞きました。
燕山荘の東側にある谷の雪渓がまだ残る部分に黒い小さな点が動いているのを見つけました。望遠で見ると恐らく、クマだと思います。きっとあの辺りには山菜がたくさんあってクマのエサ場となっているのでしょう。小屋からかなり離れた所だったので恐怖心もなく、皆でクマの動きを見ていました。クマもこんな多くの人に見られているとは思わなかったでしょう。
今日も週末を前にして、登山道の雪切りに出かけました。この1週間で思った以上に雪は少なくなっていて、この作業も今回で終わりのような気がしてきました。掘っている時はなかなか大変なのですが、今シーズンもこの作業が終わりだと思うと寂しく感じました。
合戦小屋上部
合戦の頭より上
さて、登山道の雪の様子ですが、合戦小屋から合戦の頭までは雪はほぼありません。そこから山荘直下までは雪の所、地面の所が6:4といった感じで土の上を歩く部分がだいぶ多くなってきています。急な所の雪はほとんどありませんが、雪に不慣れでスリップしている方をたまに見かけますので、不安な方は軽アイゼンやストックがあるといいかと思います。慣れた方であればもう必要ないでしょう。
テント場
テント泊の方は、この雪の上にテントを張って頂くことになります。
お隣の燕山荘グループの大天荘も明日から営業を開始します。こちらから大天荘へ向かう際、大天荘直下は夏ルートが通行可能となりました。営業を開始する山小屋がこの先どんどん増えていき、山も賑わいだしてきます。
河地