自然相手は慎重に。
さかきです。
熱帯低気圧の北上に伴い、午後から風雨が強まってきた大天荘周辺です。▲午後の大天荘テント場
日中の気温は、8℃前後を行ったり来たり。風も相まって、この状況下で稜線を歩くのはかなりきついものと思われます。
そんな中でも、遠方よりお見え頂いたお客様数人。
遠方って・・・カナダから4人家族が見えられたんです。
小学生の女の子2名も含まれているということで、ちょっと心配しましたが、よく頑張ってこの風雨の中お越しくださいました。
英語の苦手なスタッフが集結している大天荘。パソコンやスマートフォンの翻訳機能をフル活用。便利な時代です。
ところで、とかく低体温は、冬だけの話のように思われがちですが、思いのほか夏場の悪天候時の稜線歩きでも発症すること珍しくはありません。
何とか休みを工面して登山計画を立てられている中、天気悪いからといって日程を簡単に変更できるものではなく、「せっかくだし・・・」と強行軍される方いらっしゃいますが、どうかくれぐれも装備や食料等ぬかりのない準備だけは心掛けて頂きたいと思います。
「私は今まで大丈夫だったし・・・」という慣れ、私も最近いろんなことで体感しますが、そういう中に危険がはらんでいるのだと思います。
自然相手のレジャーは、いつどこでどんなアクシデントが待ち受けているかわかりません。
事故怪我無く、安全で楽しい山登りをして頂きたいとせつに願う山小屋の一スタッフとして、余計な事かもしれませんが、どうぞ皆さんそのあたりお気をつけ頂ければと思います。