夏山シーズン到来。
梅雨が明けないまま海の日の連休が始まりました。この地域の梅雨明けの平年は7月の20日過ぎなので今年は例年並みになるのでしょうか。連休初日はガスの多い朝で始まりました。小屋の直下にはシナノキンバイのお花畑が形成されてきていますが、今年はそのすぐそばには雪が残っています。この雪と花の対比がちょっと面白く感じます。
朝はガスで真っ白でしたが、その後は天気が持ち直して燕岳が姿を見せてくれる時間帯もありました。
そして、9時を過ぎるとお客様が続々と到着され始め、小屋周りは賑やかになり、活気づいてきて、今年の夏山シーズンがいよいよ始まったなと感じさせられました。
ご覧のようにテント場の7~8割は雪が残っていて、そのせいかこの時期にしては静かなテント場となりました。この雪の残り方はいつもより多いような気がします。時間があれば雪をどけたいのですが・・・
おととい2羽のヒナを連れて歩いていたメスのライチョウなのでしょうか、今日もテント場近くにやってきました。しかし、どこを見てもあの2羽のヒナは見当たりませんでした。どこか草むらに隠れているだけならいいのですが、ちょっと心配です。
燕山荘周辺ではあまり見つけることの出来ないキヌガサソウを今日は見つけました。登山道からザックを落された方がいて、その回収の際、この花に出会いました。なかなか目にすることの出来ないこの花を見ることが出来て、うれしくなりました。連休が始まり、中房の駐車場も満車となったようです。明日お越しのお客様の今日のお泊りの方が下山されないと駐車場が空かないかと思われます。混雑時は安曇野市内の登山者用の駐車場を利用して、バスでお越しになられる方が便利かと思われます。
河地