よく降ります。
それにしても今年の梅雨は良く雨が降ります。今日も一日中、降ったり止んだりでした。その梅雨ももう少しで終わりとなるのでしょうか。この先の天気予報を見ていると少しづつ傘マークが減っています。
テガタチドリ
雨の日が続きますが、季節の進み具合を教えてくれる花は、その種類が少しづつ変わってきています。黄色い花がほとんどでしたが、テガタチドリやミヤマクワガタなど紫系の花がちらほらと見られるようになってきました。
ハクサンシャクナゲ
一方、稜線ではすでに終わってしまったシャクナゲが今、山荘直下の冬道から三角点の少し上にかけてあちこちできれいな花を咲かせています。今日のような雨の日はその花に水滴が付いて、いつも以上に美しく感じました。そのシャクナゲが咲くのはいつもより少し遅いような気がします。山の上では同じ花でも雪の中から出てきた時期の違いにより、咲くタイミングが異なるため、同じ花を何度も楽しむことが出来ます。
今日の日中は１０℃くらいで肌寒い一日になりましたが、ライチョウのヒナ達は元気に育っているようです。最近のお客様の目撃情報を聞いているとどうやらこの周辺には２羽のヒナと５羽のヒナの二家族がいるようです。こんな雨の中、元気にエサを食べていました。
そして、また小屋の近くで巣だったと思われるイワヒバリのヒナ３羽も見かけました。１週間ほど見かけないうちに随分と大きくなっていましたが鳴き声は子供のままでした。おそらくまだ親からエサをもらっているのでしょうが、地面をつついたりしてエサを取るような仕草をしていました。もう少しで独り立ちなのでしょう。しばらく姿を見かけなかったので心配していたのですが、元気に育っていたので安心しました。この梅雨の雨の中、ライチョウやイワヒバリのヒナ達が一生懸命生きている姿を見て、なんだか元気をもらいました。
河地
