麓の層雲。
さかきです。
今日は、ほぼ雨が落ちることはなく、殊の外稜線から眺める麓の視界が、とてもクリアでした。
▲5:50頃 テント場から有明山方向
▲浅間山 手前 池田町~明科辺り
麓の低山所々にかかる層雲が印象的。
加えて、田んぼの稲の緑が色濃くなってきました。暑さが日毎に強まり、夏らしい陽気になってきているのでしょうが、ここ2,900m級の稜線においては、まだまだそれは遠く感じる今日この頃。
▲テント場から槍ヶ岳方面
▲大天井岳山頂から常念岳方面
麓にかかる層雲とは対照的に、常念岳方面の上空にはレンズ状の雲がかかります。上高地側の谷筋からは雲がドライアイスのように湧き立ち・・・雲の展覧会のよう。
考えてみれば、台風5号が日本海へと進みつつあるようですが、概ね台風がそういった進路を辿る時は、ここ北アルプス周辺は変化に富んだ雲がよく発生します。
・・・と、ここまでは午前中の話。
夕方はというと、
▲槍・穂高連峰
▲合戦尾根越しに北信五岳
▲遠望 浅間山 手前 池田町~明科辺り
高曇りにして、周囲の峰々はよく見え、北信五岳方面にもあちこち層雲が纏わりついています。
とにかく今日は終日麓方面の景色が近くに且つよく見え、繰り返しますが、“層雲”の存在がひと際目立ちました。
夕焼けや朝焼けといった派手さはなくとも、十分に“一見の価値あり”の今日一日でした。
<おまけ>
夕方の大天荘と大天井岳全容。
気付けば、辺りの雪渓含めた雪はほぼ消え、小屋の裏手の残雪が妙に目立ちます。
表面の雪を割くって、缶ビールとかジュースを冷やすにはちょうどいいかも・・・というか、それには梅雨が明けた暑―い夏空が広がる下でやりたいところですね。