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有明荘

移り行く季節


8月14日(水)午後2時の気温22℃ 曇り

 

お盆休みも終盤に入りました。

ここ数日は日中の気温も高かったのですが、今日は台風の影響なのか雲が多く涼しく感じます。

日中は暑いと言ってもここ有明荘は標高が高いので(1380m)朝晩は半袖でいると肌寒いくらいです。

コオロギも鳴き始め、お花も夏の花と初秋の花どちらも咲いていて、季節の変わり目を感じます。

そこで今日は今見ることが出来る花の紹介です。

 

▼ヤマオダマキ(山苧環・キンポウゲ科)

苧環(おだまき)とは糸を巻く道具のことですが、花の形がこの道具に似ているのでこの名前が付いたようです。

 

▼ホタルブクロ(蛍袋・キキョウ科)

子どもが袋のような形をした花の中にホタルを入れて遊んだことに由来するともいわれます。また、提灯の古名を「火垂(ほたる)」といい、その提灯に似ているので「ほたる」、それが「蛍」になったともいわれている説もあるようです。

 

▼ソバナ(岨菜 ※蕎麦菜とも書く・キキョウ科)

ソバナの名前の由来は色々で、岨(そば:急な崖)に生える菜という事からとか、葉がソバに似ている事から、など多説あります。

 

▼ママコナ(飯子菜・ハマウツボ科)

花びらに米粒「飯(まま)」のようにみえる白い膨らみがあることから付いた名前です。

 

▼クサボタン(草牡丹・キンポウゲ科)

名前の由来は、葉がボタン(牡丹)に似ているところからきています。

 

▼ネジバナ(捩花・ラン科)

見ての通り花穂が螺旋状にねじれるところから付けられた名前です。右巻き、左巻きのものがあってそれぞれ探してみると楽しいかも。

 

▼センジュガンピ(千手岩菲・ナデシコ科)

センジュとは「千手観音」の手に花びらが似ていることからきているようです。

 

▼ハギ(萩・マメ科)

秋の七草の一つですね。この花が咲き始めるともう秋が近いのかな、と思います。

よく知られた物から珍しい物まで、大自然に囲まれた有明荘周辺ではたくさんの山野草を見る事が出来ます。

燕岳への登山口に向かう間でも数種の花が咲いているので是非見つけてみて下さい。

 

(猪股ひ)

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