やはり処暑。
さかきです。
秋雨前線の影響で早朝まで風雨の強かった大天井岳周辺ですが、午前中には弱まり、昼過ぎからは久しぶりに気持ちよい青空が広がりました。何日ぶりでしょう。
▲大天荘前からのベンチ越し 有明山と麓安曇野
こちらのお二人、昨日からご連泊されています。遠く北海道からお越し頂きました。
予定では大キレットを越えての縦走を計画されていたようですが、早朝の風雨に予定変更を余儀なくされてしまい・・・その分、今日一日小屋周りでのんびりモード。
北海道からは、そうたやすくお越し頂ける距離感ではありませんが、是非また天気を見て、リベンジに北アルプスお出かけ頂きたいとせつに願います。
ちなみに、
こちらは休み時間中のスタッフ。随分と気持ちよさそう。
晴れの日、このベンチは最高です。
▲槍ヶ岳と太陽
昼間にしっかり槍ヶ岳を拝んだのも数日ぶり。
▲大天荘と大天井岳
これだけの晴天となったわけで、もっと人通り多くてもよさそうなもの・・・まぁ、元々の予報が悪すぎました。今日一日、お天気の割には、実に静かな大天井岳界隈でした。
▲オヤマソバ
▲コマクサ
▲タカネツメクサ
コマクサやタカネツメクサはそろそろ終わり。オヤマソバを見れば、なんとなく秋っぽいイメージを私個人的には抱きます。
昨日のブログにも書きましたが、今日は二十四節気の一つの「処暑」。
まだまだ周辺の種々の草は緑色ですが、ちょうど秋雨前線が南下中であろう夕方前より、一気に気温が下がり出しました。19時過ぎた辺りで、大天荘の温度計は、外気温6℃を表示。暦通りにしては急な気温低下ですが、今夜から明朝は冷え込みそうです。
“夏山”は終焉、とはいえしばらく夏と秋が行き来する季節となります。
繰り返しになりますが、これからの時期は、いつ霜や氷が張ってもおかしくない北アルプスの稜線です。天気の良し悪しに関わらず、防寒対策はお忘れなく。
特にテント泊の方、夏山気分での準備でお見えになると、相当寒い思いをされますのでご注意を。