雲海。
再び、秋の空気が入ってきたようで、今朝は4度台まで下がり寒い明日を迎えました。それに西風も強く気温以上に寒い朝でした。しかし昨日の天気とは一転して雨も上がり山頂の上に現れた面白い形をした雲も赤く染まり美しい夜明けではじまりました。
ご来光を待つ皆様はとても寒そうでしたが今朝のこの美しい光景には皆さん大変喜ばれていらっしゃいました。
そして、朝日が山肌を照らし出すとだんだんと秋色に変わってきた山肌が照らし出されました。
非常に風の強い中でしたがヘリコプターによる物資輸送は無事に終わりました。ヘリを待っている間は寒くて震えながらとなりました。そんな頃、雲海の下となっていた中房では霧雨模様となっていたようです。雲海の上と下では天気が全く違うようです。
この雲海は日中になっても全く消えることがありませんでした。長野市は見えていたのですが松本盆地にはこの雲海が入り続けました。上から見ている分には美しくていいのですが、その下では曇り空となっていたことでしょう。
雲海が美しく、カメラ片手に小屋周りを歩いていると東沢乗越の北から南へと雲が流れ出す滝雲を見ることが出来ました。
夕方近くになってくると安曇野側と反対の高瀬側にも雲海が広がり始めました。
西も東も雲海となった燕山荘にいるとまさに雲上の人になったような気がして、なんとも不思議な気がしました。夕方になると上空の雲は多くなってきてしまいましたが雲海は引き続き残り、今日一日中雲上の世界にいる心地よさを味合わせてもらいました。
いよいよ秋の連休が近づいてきました。明日あたりから山は賑わい始めてきます。
河地