安全登山を。
さかきです。
秋の連休第二弾、「秋分の日」の連休は、あいにくの空模様。
今日は朝から霧雨で、これがまた体にまとわりついてよく濡れるパターンです。
朝方の気温は3℃前後。日中も7~8℃で、陽ざしがなく、おまけに霧雨ときてますから、さぞ皆さん寒かった事と思います。救いは風が弱かった事。
長野県にしてみると、まだ台風は九州の西、ヤマテンの予報を見ても、今日明日はまだ大きな影響はないようですが、明後日以降かなり風雨が強まる予報が出ています。
▲気象庁HPより抜粋 9月21日18:10気象衛星画像
台風17号、しっかり写っています・・・
進路予想を見ても、日本海へ入って以降は速度を上げるようで、そうなった場合は、北アルプスの稜線は必ずと言っていいほど、荒天になる傾向にあります。
●風が非常に強まる
●この時期に台風がこの予想進路で通ったあとは、冬型の気圧配置になって寒気が入りやすくなる(気温によってはみぞれ等の恐れ)
こうなると、低体温のリスクは高まります。
殊、今シーズン大天井岳界隈は、風雨の影響による低体温や、極端な到着の遅れ→かなり疲弊されての到着、といった見ていてハラハラするような方をよく目にします。
最終的には個人のご判断にはなりますが、特に徐々に寒くなっていくこれからの時期、荒天時の稜線歩きは十分に用心されて、無理だけはなさらないよう、お気をつけ頂きたいと思います。
遠方からお越しの場合、“わざわざせっかく来たのだから”と荒天でも無理されるケースが間々見受けられます。
気象遭難が起きやすいのは、過去の事例からも、9月下旬から10月辺りです。
“安全登山”、是非よろしくお願い致します。