晴天の下、表銀座縦走路と槍ヶ岳。
さかきです。
去る9月25日~26日にかけて、燕山荘企画 秋の恒例イベント「槍ヶ岳登頂 表銀座縦走ツアー」が行われ、私も大天荘~槍ヶ岳を同行させて頂きました。
▲赤岩岳周辺より槍ヶ岳(9月27日撮影)
槍ケ岳登頂の際に多少霧に覆われるタイミングがありましたが、概ね2日間ともに晴れの良い天気に恵まれ、参加された皆さん、笑顔が絶えない、和やかなムードで終始ツアーは進みました。
詳細は近日中に燕山荘HP上の燕・歳時記でアップされるかと思いますので、ここでは要所掻い摘んで、ツアー中に見ることのできた山の様子等を載せたいと思います。
【9月26日】
▲大天荘~大天井ヒュッテから
朝の5時過ぎに大天荘を出発。道中で陽が昇ったようで、槍穂高の稜線が紅く染まるのを眺めながら先を進みます。
ヒュッテ西岳から先は東鎌尾根に入りますが、どこからでも槍ヶ岳を正面に見ながら歩を進められ、気分良く歩くことができました。
▲東鎌尾根道中 天上沢と右上部 大天井岳
▲ヒュッテ大槍直下
水俣乗越を過ぎると、グングン高度を上げていきます。見える槍ヶ岳も、徐々にスケール感が増し、参加者の皆さんのテンションも最高調へと向かいます。
▲槍ケ岳山荘前より
▲槍ケ岳山頂より北の方角
▲槍ケ岳山頂より東の方角 左 大天井岳 右 常念岳
穂高へ続く稜線、笠ヶ岳から双六岳方面の視界は、雲に隠れて見えませんでしたが、それでもご覧の通りこれだけ見えれば上々です。
何よりも、切り立った岩稜を鎖や梯子を伝って登りきり、日本第5位の標高を誇る槍ヶ岳に登頂できた喜びの方が、皆さん大きかったようです。
【9月27日】
この日は、ヒュッテ大槍にて朝食を摂ったのち、現地解散となりますので、参加者の方と行動を共にすることはありませんでしたが、小屋の前から見るご来光の時間は、皆さんと一緒に堪能しました。
▲夜が明ける 5:04頃
▲ご来光待ちわびる人
▲5:37
風がほとんどなく、強い冷え込みもなかったおかげで、じっくり見させてもらいました。
きれいでした。
その後ツアーは無事に解散となり、参加者の皆さんは銘々に上高地方面や北穂高方面に向けて出発されていきました。
▲ヒュッテ大槍より
私も朝のひと時をヒュッテ大槍で過ごした後、大天荘への帰路に就きました。
帰りは、西岳山頂、牛首展望台へ寄り道をしながらの戻り。
“秋”と呼ぶには少々汗ばむ陽気の二日間でしたが、絶好の登山日和の中、表銀座縦走路を歩けたのは、私にとってもよい癒しの時間となりました。
表銀座縦走路から見る槍ヶ岳は、やっぱりいいものです。
紅葉はやや遅めの感が否めませんが、これからの天候次第で、今年はどんな色づき具合になるのでしょうか。
今年もこのツアーで多くのご参加の方とご一緒させて頂き、ありがとうございました。
ちなみに、今日9月最後の土曜日は午後から小雨模様・・・静かな大天荘です。