イワヒバリ。
さかきです。
先週末に引き続き、この週末も愚図ついた空模様で終始しました。昼頃から小雨が降ったり止んだり。
▲夕方の大天荘
日中の気温は7~8℃台で推移しており、風がほとんどない分、極度に寒さを感じて到着される方は少ないように見受けられました。とはいえ、明後日には10月に入ります。今のところ稜線上の気温にしては暖かい状態で推移していますが、こういう年に限って、一気に寒くなる日が必ず訪れるはずです。
繰り返しになりますが、天気の良し悪しに関わらず、これからの時期は防寒対策の用意は必ずお忘れなく、お出かけ頂きたいと思います。
特に、テント泊予定の方の、装備の軽装が目立ちます。現地について張ってみたはいいものの、夏仕様のテントやシュラフのため、寒くて小屋泊に変更される方が思いのほか多いです。稜線上のテント場は、これからの時期、寒さが厳しくなりますので、くれぐれもご注意ください。
さて、いろんな小屋のブログを見ますと、紅葉情報が盛りだくさんですが、殊、大天荘の小屋周りの葉っぱの色づき具合はというと・・・
▲シンボルツリー ナナカマド
▲ウラシマツツジ
ようやくこのナナカマドも、天辺からすこーし色が変わってきました。最終的に、本来の赤への紅葉となるのか、黄色みがかって終わるのか、今週の天気次第に因るところが多きいとは思いますが・・・気にかけてみましょう。
一方で、周りの草木が茶系の色に変わる中、相変わらず、
イワツメクサの白い可憐な輝きだけは、パッと目に飛び込んできます。
玄関周りにまだたくさん咲いています。
・・・と、玄関周りでいろいろ撮っている足元を、今日に限って妙に寄ってくる者が。
イワヒバリです。
どうしたって、小屋周りにはヒトの食べこぼしがあるわけで、彼らにとってはいい栄養源。丸々膨らんでいます。
これから寒くなる季節。もちろん越冬の際は標高を下げていきますが、カロリーを今のうちにたくさん摂る必要があるのでしょう、熱心にいろんな物を啄ばんでいました。
雷鳥はさることながら、この子達も愛らしい鳥です。
・・・だからといって故意には食べ物落とさないようにお気をつけください。