不思議な天気。
賑わった日の翌朝も玄関前は賑やかになります。空はどんよりとしていましたが、出発されるお客さまのの楽しそうな声があちこちから聞こえてきて明るい雰囲気が広がっていました。混雑はしましたが、皆様きっといい週末を過ごされたのでしょう。
ここから見ていると、紅葉は日に日に下へと降りていくのがよく分かります。紅葉の見頃とあって人の流れは多く賑やかな日曜日となりました。
10時を過ぎると安曇野側は濃いガスに包まれてしまいました。そして、ここは晴れているのに到着されるお客様は濡れた合羽にザックカバー。不思議に思い聞いてみると途中は雨だったようです。どうやらこのガスの中は雨だったようです。なんとも不思議な天気でした。そして皆さんが見ている方向には、
白い虹とブロッケンが見えていました。このガスの中に入ると顔に水滴が当たるのを感じました。こんな時はこの現象がよく見られるので外を気にしていたら予想通り白い虹を見ることが出来ました。
太陽が沈むころになってそのガスもとれて雲海が広がりました。合戦尾根はダケカンバの白い幹が少しづつ目立つようになってきました。
日の入は雲に隠されてしまいましたが、その後西の空は紅くきれいに焼けました。このころになるとさすがに寒く、皆さん小屋を出たり入ったりをしながらこの夕景を見られていらっしゃいました。今夜ひえそうです。すでに3度台まで気温は下がってきました。
河地