いつもの時期に、いつもの場所で。
さかきです。
▲槍ケ岳と牛首展望台
今日は、午前中に大天荘の水源地に赴く用事があり、その道中から撮ったワンシーン。
この時期にこの角度から撮る落葉したダケカンバのラインが、個人的にはとても気に入っています。ちなみに、ほぼこのライン沿いの途中に水源地があり、二ノ俣谷の源流の一つでもあります。
カラマツの黄葉と相まったこのコントラストを、この毎年同じくらいの時期に、この同じような場所から見ると、間もなくシーズンも終盤だなと、毎年いつも感じるものです。
今シーズンもあと1回か2回ポンプアップ(水揚げ)したら、水も事足りるようになり、水源地の小屋閉めへと向かいます。
今朝はなにげに朝方-1℃くらいまで下がった気温ですが、今夜はしっかり冷え込んできそうで、夕方日没前(このブログを更新している)の気温は既に0℃近くまでになりました。
今年はここまで比較的暖かい陽気が続いていますが、例年でしたら毎晩氷点下の冷え込みになってもおかしくない時期ではあります。
これからの時期北アルプスにお出かけの際は、事前の気象情報の確認と、防寒着等の用意をお忘れないようお願い致します。
〈おまけ〉
水源地に行く途中で遭遇した雷鳥家族。
画面上は4羽ですが、私が写しているすぐ後ろにも3羽いて、計7羽。
かなりやられてしまった家族が多い中、よくこれだけ育ちました。
まもなく迎える厳しい冬ですが、無事に越冬し、来年元気な姿でまた我々の目の前に現れて欲しものです。
【お知らせ】
10月も半ばを迎え、稜線上の比較的規模の小さな小屋は営業を終えている所が増えています。
営業終了小屋:大天井ヒュッテ、ヒュッテ西岳、ヒュッテ大槍、殺生ヒュッテ
大天井岳から槍ヶ岳方面へ縦走予定の方は、十分ご注意ください。