雲海の上で。
今日も朝から安曇野側には雲海が広がっていました。この雲海は終日取れることはなく、今日一日はまさに雲上の人でした。台風21号(すでに熱帯低気圧に変わりました。)の接近により、朝から雲が多く、なんとか雲の切れ間から太陽の姿を一瞬だけ見ることが出来ました。
日差しはなかったのですが、気温はやや高めで日中は7℃くらいまで気温が上がりました。これも台風の影響でしょう。エンジン室のそばにあるカラマツは先日よりさらにいい色になってきました。すでに葉っぱを落とした木々が多い中、このカラマツの黄色が映えます。
どんよりとした曇り空でなんとなく暗い気分になりがちでしたが、比較的多くのお客様が登ってこられ、楽しそうな声があちこちから聞こえてきて、なんだか元気がもらえました。
今日の雲海は高くなったり、低くなったりを繰り返し、有明山の頭が見えたり隠れたりでした。この雲海によりいつも見慣れている大天井岳や餓鬼岳が海に浮かぶ島のように見え、まったく別のものを見ているような気がしました。
小屋閉めまではまだまだ1ケ月以上ありますが、そろそろ雪対策を始めていかないと雨戸を入れていないのに雪が降って埋まってしまいました、なんてことになりかねないので少しづつ雪囲いを始めだしました。
夕方になるにつれ、雲が厚さを増してきました。今夜は冷え込みも緩い夜となっています。明日は雨の予報となっていますが、今の気温だと雪になるかとても微妙な気がしてきます。いづれにしろ明日は午前中を中心に雨風が強まりそうなので、稜線歩きは注意が必要となりそうです。
河地