曇りのち雪。
昨日、晴れたと思ったら今朝になってみるとまたもや曇り空となっていました。太陽が出るあたりだけ一瞬紅くなり、結局太陽の姿を見ることのない一日でした。
朝は氷点下になるかならないかの気温でそれほど強い冷え込みとは感じませんでした。稜線の東側にはガスガ湧き上がってきましたが、展望はまずまず広がっていました。先日降った雪は、少しずつ減ってはいるものの意外と残っています。
今日は大天井方面へと行かれた方もちらほらいらっしゃいました。念のためにアイゼンや冬靴をご用意されている方が多かったです。この季節の変わり目というのは装備選びが難しくなりますが、たとえ使わなかったとしても万全な装備をお持ちになられたほうがきっと安心して登山ができることでしょう。
今日はこの時期恒例の新そば祭りを行いました。営業を終えたヒュッテ大槍の支配人の井村が今年も手打ちそばを作り、皆さんに楽しんでいただきました。
明日以降の気温を見ているとそろそろ水のポンプアップが困難となってきそうなので撤収作業を始めました。先々日になんとかすべての貯水タンクを満タンにすることが出来ました。ただ、これから小屋閉めまでの約1ケ月をこの水だけでやりくりしていかなければなりません。節水にご理解のほどよろしくお願いします。
だいぶ寒くなってきて、雪も積もりだしたのでそろそろこの姿を見かけなくなるかと思っていたところ今日も小屋の近くにいつもと同じイワヒバリがやってきました。今日はほかの仲間たちもたくさんいて、いつもは独りぼっちなんですが今日はなんだか楽しそうでした。
今日、午後になってくると積もるような雪ではありませんでしたが、雪降りとなりました。そんな中、お客様がライチョウを見かけたという情報を教えてくださり、行ってみると3羽の恐らく親子と思われるライチョウがいました。雪があるとライチョウの足跡が残るのでそれを目安に探すと見つけやすいかもしれません。ここ数日、小屋周辺でのライチョウの目撃情報が多くなっています。
河地