水揚げ終了。
降雪後の今朝は再び雪がうっすらと積り、美しい初冬の風景となっていました。前回の雪は解けてなくなるものと思っていたのですが、新たな降雪もあり、なかなか解けないものです。今朝の気温はマイナス4℃台と今シーズン一番の冷え込みとなりました。日に日に寒さが増してきています。
そんな今朝は木の枝には霧氷が着いていて、そこの朝日があたり、キラキラと輝いてきれいでした。
冷え込みの厳しい朝でしたが、きれいな青空が広がり、朝日が当たりだすと雪で白くなった槍穂高が輝きだしました。
この晴天に誘われてか、初冬の雪景色を楽しみに平日のわりに多くのお客様が登ってこられました。
明日は再び雪が降る予報となっているので、今日は水源地の締め作業へと行ってきました。縦走路を少し歩いて、さらに下ったところに水源地があります。縦走路にはところどころ雪が残っていて、滑りやすくなっていました。この雪が少ない今の時期はアイゼンもあまり効かなく、ある意味歩きにくい時です。
水源地へ向かう途中からは、立山・剣がかっこよく見えていました。こちらはまだ雪が少ないようでした。
今シーズンも枯れることなく水を供給してくれた水源地とポンプに感謝のお礼をしてきました。稜線上にある山小屋にとって水はとても貴重なものです。これから残り約一ケ月はタンクに貯めた水だけでやっていかなければなりません。節水にご協力をお願いします。
夕方、少し雲が多くなってきましたが、太陽の両サイドには美しい幻日が現れていました。太陽がこのくらい傾いてくるころ、なんだか寒いと思ったら、気温はすでに氷点下へとなっていました。
日の入りは16時52分でした。夕日に照らされる雪面にはウサギの足跡がたくさん付いていました。こうして雪が積もりだすと動物の足跡がたくさん残っていて、姿を目にすることはできませんが動物たちの活動の様子がよくわかります。
河地