積雪状況。
さかきです。
どうやら、数日先までの予想気圧配置を見ると、“大きな”天気の崩れはなさそうで、少しホッとしています。
正直これ以上の積雪は、しばらくご勘弁を・・・といったところです、はい。
さて、今皆さんが一番気になっていることと思われる、大天荘周辺の積雪状況です。
▲大天荘直下より下を見る
▲大天荘直下より上を見る
▲大天荘まであと300m付近から下を見る
▲切通分岐より燕山荘方面
▲中天井岳周辺から常念岳方面
切通分岐~大天荘は、概ねトレース上で積雪が30㎝程、脇にそれると60㎝以上。
大天荘~東天井岳周辺は、深い所で50㎝前後。
加えて写真を見た感じ、燕山荘~切通分岐はそれほど気になる積雪ではないように見えますが、陽の当たりにくい箇所は必ずと言っていいほど凍結していると思われますので、注意が必要です。
今日我々スタッフは、冬靴に12本歯のアイゼンを装着し、ピッケルを持参で、切通分岐までと東天井岳周辺まで様子見に行きました。この装備でとても歩きやすかったです。
ということで、数日中以内に大天荘までお出かけ予定の方は、少なくとも足回りは、積雪期に耐えうる靴と、最低6本歯以上のアイゼン、ピッケルの携行をお勧め致します。あとは、個人の技量により最終的なアイテムの選択はお客様判断となります。
大天井岳周辺だけ、妙に思いの外雪があるな・・・というのが、今日お見えになったお客様方の反応です。
▲牛首展望台と表銀座縦走路越しに槍ヶ岳
なお、槍ヶ岳方面の状況は分かり兼ねますが、積雪期の東鎌尾根を経験されていない方だけでの縦走はお控えください。槍ヶ岳近辺はアイゼン・ピッケル必携の冬山とお考え頂いていいかと思います。
ということで、以下は今日の光景を。
▲槍ケ岳
▲大天井岳と大天荘
▲夕焼け雲と穂高連峰
▲夕焼け雲と中天井岳・常念岳
夕方は、言葉が出ませんでした。
<おまけ>
▲雷鳥の足跡
▲トレース付けから帰還中
これだけ見ると、どこの高所登山なんだろう、と思ってしまいますね。
かっこいいですよ、A君。