天気回復のクリスマスイブ。
昨夜は再び降雪となり、朝方まで降っていました。今回も多くの降雪ではありませんでしたが、こうして少しずつ積雪量は増えていっています。雪が少ないと困るのはこの水作りです。冬は小屋の脇の雪を溶かして水を得ているので、雪が少ないというのは困ったことになります。幸いなんとか水を作るだけの雪はあるのでほっとしています。
寒気の抜けが遅くて、すぐにというわけにはいきませんでしたが、天気は回復へと向かいました。テント場に出来る雪尻はいつも以上に大きなものとなっていました。自然が創り出す芸術ですね。
午後になってくると槍ヶ岳も姿を現し出し、冬の美しい光景を見ることが出来ました。
降雪直後はわかんが非常に役立ちます。冬の燕岳に登られるのなら、わかんがあったほうがいいかと思います。先日の降雪直後、わかんなしで山頂を目指された方はほとんどの方が雪が多くて途中で断念された方もいらっしゃいましたが、わかんをつけた方は山頂へたどり着けたようでした。
今年も玄関前にかまくらを作ることが出来ました。雪が少なかったので、雪集めには苦労しました。空いた時間を利用して、も少し大きくしていこうかと思います。
入山以来、初めて日の入りを見ることが出来ました。時刻は16時35分でした。今年は日の出・日の入をあまり見ることが出来ていません。かといって天気がものすごく悪いわけではないのですが。
クリスマスイブの今日もケーキでおもてなしです。
クリスマスイブの今夜は久しぶりに星空も広がり、風も比較的弱く、穏やかな夜となっています。
河地