冬の嵐。
厳しい天候の一日となりました。朝、玄関の外へ出ようとすると雪が吹き溜まっていて、スコップで掻き出さなければ外へ出られないほどでした。ようやく冬がやってきたと感じさせられる一日でした。
帰省される方のニュースが流れるようになってきました。今年のカウントダウンが始まったようです。フロント前も年越しの飾りつけへと変えました。
合戦の頭付近
積雪量がぐっと増えたので合戦小屋までトレース付けに出かけました。今回の降雪でようやくここから合戦の頭まですべてを冬ルートにすることが出来ました。風は非常に強く、時折、雪煙が舞い上がり一瞬前が何も見えなくなるほどでした。そんな時はこの赤旗を目印にお進みください。
合戦の頭~合戦小屋
合戦小屋
積雪はかなり増えたと思ったのですが、合戦の頭から合戦小屋の間はもう一降りないと冬道には変えられませんでした。改めて今年の冬の始まりの遅さを感じました。
冬期小屋から玄関までの約100mは今日のような天候の際、非常に強い風となります。今日の午前中の気温はマイナス6℃くらいとそれほど寒くはなかったのでよかったのですが、厳しいときは気温マイナス20℃、風速20m以上の非常に厳しい条件になる場合もあります。天気予報を見ていると12月31日はそのような天候になりそうで少し心配です。31日は多くのお客様が山で年越しをと登って来られることでしょうが、あの人が登るから私は大丈夫とは思わないでください。人それぞれ体力、力量が違います。自分を過信しないで、また無理と思ったら引き返す判断が大切になります。今日も厳しい風雪の中を歩いて、改めて冬山の厳しさを感じました。
正月飾りの鏡餅を作りました。普段、餅つきをしたことがないスタッフがほとんどで皆いい経験が出来たようでした。1月1日、2日にも皆さんとご一緒に餅つきを行う予定です。
明日辺りからお客様が多く登って来られます。一番大切なのはやはり水です。今日も吹雪の中、スタッフ総出で雪を運び、水作りを進めました。なお、冬期営業中の飲料水はペットボトルでの販売となります。
今日一日、激しい風雪が続きました。しかし、夕方一瞬だけ燕岳が姿を見せてくれました。だんだんと冬型の気圧配置となり、寒気が入ってきたのか夕方にはマイナス15℃まで下がってきました。明日は天気は回復するようですが、新雪には苦労するかもしれません。わかんが活躍しそうです。
河地