今年もあとわずかになりました。
昨日の穏やかな天気とはガラリと変わり、朝から暴風雪となりました。昨日お泊りのお客様は朝食を終えられると皆さんまとまって足早に下山されて行かれました。今日から明日にかけては風が非常に強くなりそうです。
今日は日中の気温がマイナス３℃で降る雪は湿った重いものでした。そのため到着されるお客様は皆さん雨の中を歩いて来たかのようにびっしょりでした。冬の時期の雨や湿った雪というのは装備を濡らしてしまうので、非常に厄介なものです。
今日の日中は気温こそ高めだったものの非常に強い風が吹き、雪が舞い上がると何も見えなくなりました。こんな日は小屋の西側はさらに厳しい状況となります。悪天時は小屋の南側にある自炊場からも入ることが出来ます。入り口には看板を立ててあります。受付は真反対の正面玄関になりますので館内を歩いていただくことになります。今日もこちらの入り口を利用された方が多くいらっしゃいました。
今年も残すところ明日一日となりました。山の上にいると街の年の瀬の賑わいは感じませんが、山で年越しをされる方に楽しんでいただこうと準備を進めています。ちなみにこの鏡餅は先日スタッフでついたお餅です。
天気予報をご覧の皆様ならご存じでしょうが、明日は冬型の気圧配置が強まり、山は非常に荒れた天候が予測されます。特に合戦小屋から先は非常に強い風が吹くと思われます。悪天時、合戦小屋から先は夏のコースタイムの２～３倍以上の時間がかかる場合があります。合戦小屋到着が遅い方は無理をせず、下山された方が早いかと思います。明日は多くの方が登って来られますが先日も書きましたがみんなが行くから私もついていこうかなというのはとても危険なことです。人それぞれ体力や技術が違いますので自分自身の力量をしっかりと把握することが大切です。山登りが楽しいものであるように無理だけはなさらないでください。
河地
