天候回復の大みそか。
年越しを山の上でと楽しみにされていた方も多かったことでしょうが、冬型の気圧配置の天候となり、予定を変更された方が多くいらっしゃいました。こればかりは仕方ありませんね。冬山は天候が悪いと本当に厳しいものになります。無理をしないことが一番だと思います。朝のうちは気温がマイナス3℃と比較的冷え込みは緩かったのですが、非常に強い風が吹いていました。その後、寒気が入りだしてきて、気温はみるみる下がりだし、夕方にはマイナス15℃までになりました。
冷え込みがだんだんと強くなっていきましたが、天気は回復へと向かい、夕方には真っ白になった美しい燕岳の姿を見ることが出来ました。そして、槍ヶ岳も美しい姿を見せてくれました。槍の山頂付近に激しい雪煙が舞い上がっていました。また、雲を通してぼんやりとでしたが今年最後の太陽の姿を見ることが出来ました。天気予報よりは悪くない天気でしたが、風雪の厳しい一日だったことには変わりありません。事故なく1年の最後の日を終えることが出来、今はほっとしています。
そして、今日の夕食にはそばとお酒を振舞わせていただきました。
夕食時には皆さん日本酒で乾杯。山の上での年越しを楽しんで頂けたことでしょうか。
最後はオーナー赤沼のご挨拶と冬期スタッフのメンバー紹介が行われました。今夜は星空もきれいなようでマイナス15℃の寒さを気にしないで、星の写真を撮られている方も多くいらっしゃいました。
2019年、令和元年もまもなく終わろうとしています。来年が皆さんにとって良いお年になりますように。
もしかしたら、明日の朝は初日の出が見られるかもしれません。
河地