ペンキ塗り。
中々営業が始められない日々が続いていますが、小屋の維持管理のために頻繁に上下山を繰り返しています。先日は登山口近くのムラサキヤシオツツジはまだつぼみだったのですが、きれいな花を咲かせていました。花の咲き具合が季節の進みを教えてくれます。
今年は雨の日が少ないような気がしますが、それでも時折雨が降ると雪解けはどんどんと進んでいきます。合戦小屋と合戦の頭の間はなんとなく夏道も出てきました。
合戦の頭
木々の周りの雪が丸く溶けていきますが、その丸の大きさが日ごとに大きくなっていきます。
朝晩はまだまだストーブを必要とします。今朝は水溜まりには氷も張っていました。それでも日中は気温が上がると東側には夏のようにガスが湧き出してきました。例年、この時期は雷鳴を聞くことも多いのですが、今年はそれがありません。お客様がいなくて不思議な感覚の日々を過ごしていますが、天候もいつもとはちょっと違うような感じがします。
日中は気持ちの良い青空が広がり、屋根のペンキ塗りにはもってこいの一日となりました。
ちなみにこの新館の屋根から下を見下ろすとものすごい高度感があります。このような場所のペンキ塗りは非常に緊張させられますが。
雪の多かった今年はまだ、屋根の近くまで雪が残っていたため、雪が足場代わりになってくれて、なかなか出来なかったこの高所のペンキ塗りをすることが出来ました。雪が多いと除雪が大変ですが悪いことばかりではないですね。
このような作業をしながら我々スタッフは山に入っていますが、まだ登山自粛期間中ということもあり、営業はしておりません。そのためトイレやテント場もご利用になれませんのでご理解のほどよろしくお願いします。営業開始日がわかりましたら、ホームページでお知らせいたします。それまでもうしばらくお待ちください。
河地