待望の青空。
今朝の天気は雷がなったり、晴れたり、ガスに包まれたりと目まぐるしく変わる非常に不安定な天気でした。それでも先日までの天気に比べると展望が広がる時間も多く、雨のやみ間にシャッターを切るお客様で外は賑やかでした。今日のような天気の時に見られる雲はいつもと違い不気味でした。
テガタチドリ
小屋の周りではあちこちにテガタチドリが見られます。この花が咲くのはいつもより少し早いような気がします。梅雨はまだまだ開けないようですが、花の開花の進み具合はいつもより若干早いような気がします。これは雨によって雪解けが進んだためなのでしょうか。
午前中はまだ雨が降ったり止んだりでしたが、午後になってくると青空が広がりだしました。7月になってこれだけの青空を見るのは初めてのことで、ようやく梅雨の終わりが見えてきたのかとうれしくなりました。やっぱり、青空っていいですね。それにしてもここまで天気の悪い7月というのは初めてのことです。
テント場の様子
テント泊の方も多くなってきました。今シーズンはコロナ対策として、狭い燕山荘のテント場が密になることを避けるため、完全予約制で３０張までとさせていただきます。また、夕食朝食は小屋で取ることはできませんので、ご了承ください。梅雨がまだ明けてないこともあり、週末とあってもそれほど多くのお客様ではありませんでした。コロナ対策で小屋の消毒や食堂への入場制限など行っていますが、何しろノウハウがないものなので、試行錯誤の状態が続いています。日々、改善し梅雨が明ける頃までにはスムーズにことが進むようにしていきたいものです。
登山口では遭対協の方々が毎日、登山者の検温をしています。熱が37.5℃以上ある方や倦怠感のある方、味覚が分からない方など、体調がすぐれない方は無理な登山はお控えください。山の上では、対処が非常に困難になります。今年は山のグレードをいつもより少し落とした登山がいいかもしれません。万が一山でケガや病気になった際、救助活動も感染予防のため、いつも以上に時間がかかったり、出来ない場合も出てきます。このことをどうぞご理解下さい。
河地
