曇り空。
このところ、雨が降る時間は一時より少なくなり、曇りの時間が多くなってきました。時には青空も広がり、梅雨明けへの期待が高まってきます。今朝は燕山荘周りはガスに包まれ、真っ白けでしたがそこから１００ｍほど下った辺りではガスはなく、東の空が少し紅くなりました。
日中は青空が広がりませんでしたが、展望は広がり、まずまずの登山日和となりました。小屋周辺に残る雪もこれだけになりました。通常であれば、そろそろ山は多くのお客様で活気づいてくるころなのですが、この長雨などにより、まだまだ静かな状態が続いています。今日はある旅行会社のツアー登山がひとつありましたが、このご時世なかなかお客様が集まらなくて・・・。それでも山に登りたい方はいらっしゃる限りはなんとかツアーを催行したいと添乗員さんはおっしゃっていました。我々山小屋も同じ気持ちです。山に登りたい方のためにも営業を頑張っていきたいと思います。
テント場の様子です。このように燕山荘のテント場は決して広いとは言えません。密を防ぐため、今のところ30張りの完全予約制で様子を見ています。
そのテント場のすぐ下にはニッコウキスゲがたくさん咲きだしてきました。次から次へと新しい花が咲きだしてきて、毎日、ちょっと歩くだけで新たな発見があります。
このところ、登山道を毎日のように歩いていますが、やはり気になるのはすれ違いです。登山道は狭いのでお互いかなりの接近となってしまいます。マスクをしながらの登山は苦しくて、現実的ではありません。実際、マスクをして登っている方はほぼいらっしゃいません。飛沫感染を防ぐための方法としてタオルや手ぬぐいを手に持ち、すれ違い時にそれで口を隠すのがいいかもしれません。登山中の見知らぬ人との「こんにちは」のあいさつは山でしかないものでなんかいいですね。これがなくなってしまうのは残念なので、この方法でお互いに山でのあいさつができるといいですね。
このオスのライチョウくんはちょっとさびしんぼうなのか、今日もヒナを連れたメスの近くにいました。オスが子育てしないといわれているので、ちょっと面白い光景でした。
河地
