夏の青い空。
4時を少し回ると東の空がオレンジ色へと変わりだしました。その頃になると夜明けを見ようとお客様も朝早くから活動を開始され出します。街であればまだ皆さん眠っている時間から、玄関前は賑やかになりだします。
そして、日の出が迫る頃、小屋の東側には多くのお客様が集まって来られます。燕山荘の夏の典型的な光景です。とはいってもこの光景が見られたのは今シーズン初めてです。
そして、4時52分、太陽が姿を見せました。朝の気温は12℃と下から登って来られた皆様にはきっと寒く感じたことでしょうが、このひんやりとした空気が街での暑さを忘れさせてくれたのではないでしょうか。美しい日の出でした。
日が昇った後、夏らしい真っ青な空が広がりました。ただ、そこに現れた雲はどことなく早くも秋の気配を感じさせるものでした。夏の始まりが遅かったため、今年の夏は短くなってしまうのでしょうか。そんな、短い夏の青い空をイルカが気持ちよさそうに泳いでいました。
9時を回るとやはり東側はガスにすっぽりと覆われ、展望はなくなってしまいました。西側がガスがわきにくいので、こちらの展望は終日見えていました。東側のガスが取れるのは気温が下がる日没後です。日帰りで来られる方は夏は東側の展望を見られるチャンスが少なくなります。
山には賑わいが戻ってきました。
河地