花、鮮やかに。
さかきです。
今日はお昼を回る頃から陽ざしが増し、大天荘の玄関前の温度計は23℃を越えました。通過してゆく登山者からも「夏が来たね」との声をよく耳にしたような気がします。
▲槍・穂高連峰
クリアな視界ではないものの、先週までの梅雨空に比べたら雲泥の差、気持ちよい縦走日和でした。
▲大天荘と大天井岳
夏によく見かける光景。左手が上高地側、右手が信州・安曇野側ですが、夏の昼間を中心に、里では35℃前後まで気温が上がるような強い陽射しの影響で上昇気流が盛んとなり、ご覧のような雲の湧き方をよくします。決して天気が大きく崩れる前兆なわけではありません。
ということで、ギラっとした眩しい陽射しは、白い花達に鮮やかさをもたらしてくれるものでして・・・
▲タカネツメクサ
▲イワツメクサ
▲ミヤマコゴメグサ
鮮やかです。
かがんでカメラに収めるのですが、そんな時、ふっと仕事の事を忘れてしまいたくなるほどに、可憐でありながら逞しく咲く彼らの虜となり、このままどこか縦走に出かけてしまいたい・・・なんて気分になるんですね。今日みたいな陽気の日は、特にそう思ったりします。
・・・などと小言はさておき、しばらく晴天が続きそうです。気温も稜線上とはいえ20℃は越えてきそうですし、里よりはるかに強い陽射しを浴びるとなれば、熱中症のリスクが発生します。“積極的な水分補給”が大切です。
新型ウィルス感染症対策を含め、気を張らなければならない要素がたくさんありますが、どうぞ、可憐な花達との出会いも楽しんで頂けたらと思います。