東は夏空、西は黒い雲の中。
昨夜から今朝にかけては久しぶりに松本平の夜景がきれいに見られました。夜明け前、その夜景の上にはオリオン座と金星が美しく輝いていました。
また、富士山もくっきりと美しく見えていました。例年であれば今頃の時期、夜明け前の富士山を拡大してみると山小屋の明かりが点々と見えるのですが今年はどうやらそれも見られないようです。
東側の空はきれいに開けているのに西側の空は黒い雲に覆われ、その雲が風に流され、頭上を覆いかけてきましたがなんとか持ちこたえてくれ、日の出の瞬間を迎えることが出来ました。
頭上の雲が紅く焼け、とても美しい日の出となりました。個人的にこの夏一番の美しいご来光だったのではないでしょうか。ただ、吹く風は強く、そして冷たくこの風が秋を運んできているように感じました。
今日の日中、麓の安曇野では36℃を超える猛暑となったようです。安曇野に住む方と電話で話していると上も暑くて大変でしょうという言葉が返ってきました。しかし、ここでは気温は20℃を超えることもなく、周りを見渡しても半そで姿の方はほとんどいなく、涼しくてとても快適な気温でした。山の上に涼みに来るのもいいのではないでしょうか。今日の東側の空は非常に澄んでいて、栃木県や群馬県の山々までくっきりと見えていました。
一方、西側の空は黒い雲に覆われ、全く対照的でした。槍ヶ岳も2700mの独標より上は終日ガスの中となっていました。今日は西側と東側の空が全く対照的な天気の一日でした。
河地