曇り、晴れ、雨、曇り、晴れ。
今朝は日が昇った直後、それまで真っ白だった東側の空のガスが急に取れだし、幻想的な光景が広がりました。今日は晴れるのかと期待が高まりました。
そして、どんどんと東側のガスが取れてきて、富士山まで見えるようになってきました。これでヘリコプターによる荷揚げも出来ると準備を急ぎました。しかし、無情にもその晴れは1時間ほどしか持たず、雨が降りだしてきてしまいました。
この雨の光景、7月にいやになるほど見たものです。またもや梅雨に戻ってしまったような感覚になりました。
なんとなく暗い気持ちでいたところ、お昼過ぎより青空も広がりだしてきて、登ってこられるお客様もみな楽しそうに過ごされていらっしゃいました。動いているとまだ暑く感じるのですが、じっとしていると少し肌寒く感じるようになってきます。
今日もテント場は賑わいを見せました。何度もお伝えしていますが今年の燕山荘のテント場は密を避けるため、張数を制限するために完全予約制とさせていただいています。ご予約がないとテントが張れない場合もあります。どうかご理解のほどよろしくお願いします。
そして、今日は久しぶりに槍の穂先を見ることが出来ました。この2、3日はこの周辺は天気が良くても槍の穂先だけには雲がかかり続けていました。夕方、槍が姿を現すと皆さん大変うれしそうにされていらっしゃいました。
日の入りは18時半近くになってきました。日が沈む瞬間は雲に遮られましたがその後の小焼けがきれいでした。以前とは違い日没が早くなってきたため、19時頃到着されたお客様はヘッドランプをつけての到着でした。せめて暗くなる前に小屋に到着できるように登山口を出発されるといいかと思います。
河地