秋空の朝。
さかきです。
只今12時過ぎ、大天荘設置の温度計、外気温は25℃を表示してきました。外界の暑さはこんなものではないのでしょうけれど、“別天地”であるはずの3,000m級の稜線上にしては、なかなかの気温です。
とは言いましても、今朝の空は、やはり・・・というか、どことなく秋めいた感がありました。
受付の窓越しからは、割と日常的な(こんなこと言ったら登山者の方に叱られますね)日の出かな・・・だったら今日の朝の撮影は流そうかなと思っていたら、お客様のお見送りついでに外に出てみると、あらま。窓越しからこの雲は覗けなかったので・・・。
急いでカメラ片手に、朝食出しは他のスタッフにお任せし、あちこち飛び回りに出かけました。
▲日の出前の槍ヶ岳と雲海
▲日の出後の北の空
▲槍ヶ岳と大天井岳
▲朝日に照らされる大天井岳と鷲羽岳
この時期に見る空高く浮かぶ赤みを帯びた巻雲は、“秋”を彷彿させます。
それにしても、大天井岳と鷲羽岳、山の形が似てますね。
陽が徐々に高度を増すとともに、二ノ俣谷の雲海もせりあがってきました。
こんな雲海の湧き方も、夏にはあまり見かけないような気がします。これも秋めいた光景でしょう。
なかなかいいロケーションではないですか、大天荘のテント場(くどいですね)。
■大天荘のテント場は、今シーズンも予約制ではなく、従来通り到着順にお張り頂いております。当日、小屋の受付に直接お越しください。
▲大天荘前より燕山荘方面
「こんな景色見たら帰れなくなるよね」「そう、帰りたくない・・・」
後ろ髪引かれる思いの女性3人組。
・・・同情します。
今日の最後はおまけ的なシーンを。
雲海に蓋をされたような街並み。
ちょっと面白い光景でした。