雲海と、足元のチングルマ。
さかきです。
台風が日本近海をウロウロしている時、ここ大天井岳からは、何かしら変化に富んだ光景を見ることが割とあります。今日の午前中の雲海の様子なども、その一つだと思います。
▲大天荘食堂前から合戦尾根を見る
朝9時頃までは、雲海の天辺がちょうど大天井岳と同じくらいの標高を微妙に上下運動していました。そんな中、ふと北の方角を見ると、少しだけ合戦尾根がチラリ。雲海の動きは早く、次の瞬間は・・・ほんの一瞬でしたが、燕山荘だけ雲の間からポツン。なんだか“要塞”のようで、面白い光景でした。
その後雲海は徐々に高度を増し、昼前には信州側は真っ白になってしまいました。
ちなみに、今日はヘリコプターの物資輸送の予定日だったんですがね・・・
それはそうと、今朝の日の出の頃も辺りは一面雲海でした。
▲大天井岳山頂より 日の出 5:18頃
雲海が入った分、数分遅い日の出でしたが、概ね5:15頃だと思われます。台風による外側の暖気が入ってきている関係で、冷え込みもなく、ついつい山頂に長居してしまいました。
▲大天井岳直下より槍ヶ岳
▲同じく穂高連峰
直撃や被害はとても困りますが、そういった影響がほとんどない範囲で日本近海をうろついてくれる分には、たまにの台風も、まぁよしとしましょうか・・・ほんと、被害が出ないのが大前提での話です。
このあと急いで小屋に戻る帰り道、
足元のチングルマの、なんと美しかったことか・・・