道直し。
さかきです。
今朝はやや冷え込み、大天荘の温度計で外気温7.8℃を表示しました。最も、今の時期、いつ氷点下まで冷え込んでもおかしくない頃ではあるのですが、ここ1週間ほど日本近辺を賑わせた台風がもたらした暖気の影響か、例年通りの朝晩の気温にはまだなりにくいのでしょう。しかしながら、油断は禁物。これから先、北アルプス等高所の登山を計画されている方は、必ず防寒着を荷物の中に含めてお出かけ頂きたいと思います。
さて、今週から当面、比較的人通りの少ない日を選んで、縦走路の傷んだ箇所の改修を進めていこう・・・ということで、今日から手を付け始めました。
道直し自体初めて経験するスタッフとの共同作業。道具の使い方、その名前にしても、初めて見聞きする物が多いようで・・・思い起こせば自分も最初の頃は、そんなだったなぁと思いを馳せつつ、怪我を負わせないよう気を配りながら進めていきます。
今の時代、物が壊れれば、基本は新しいものと交換するのが日常。殊、登山道に関しては、具合が悪くなればそこに携わる者で直すしか方法はありません。とは言いましても、何も難しく考えることでもなく、傷んだところがきれいになるのは、やはり気持ちいいものですね。
登山者の方に気持ちよく歩いて頂くためにも、少しずつではありますが、“道直し”進めていきたいと思います。
今週来週は、燕山荘と大天荘の真ん中辺り、通称“為右衛門吊岩”付近を予定しています。数日はかかると思われます。通行の妨げにならないようには気をつけながら作業を進めるつもりではおりますが、付近を通過される際は足元等に十分お気をつけ頂きたいと思います。
その道直し現場付近で見かけた花を数点。
▲ヤマハハコ
▲ミヤマコゴメグサ
▲黄葉しているコマクサ
コマクサは、ほとんど時期が終わりました。黄色い葉っぱがあちこちで見て取れます。
さぁ、明日も安全第一で行ってまいります。