秋へ一歩前進。
朝から雨となり、今日はご来光はありませんでした。皆様、雨の中の下山となりました。そして、一時はやや強い雷雨となりました。おそらく、前線がこの辺りを通過していたのでしょう。この前線とは夏と秋の空気の堺目にあるもので、この前線通過後は秋の空気へと入れ替わったようでした。
そして、雨が上がると皆さん早速山頂へと向かわれ、外は活気づいてきました。ただ、吹く風は急に冷たくなってきてこの雨の堺に少し秋へと進んだように感じました。
そして、もう紅葉が始まりだしたといってもいいのでしょうか、山肌の色が秋の色へと変わり始めてきています。今日の雨で昨日以上に色は変わってきたような気がしました。
この写真の手前の木々はダケカンバですが、その背景に見える針葉樹の緑色と比べると随分黄色っぽくなってきたことが分かります。とはいっても紅葉のピークにはもっと色鮮やかな黄色へと変わるのですが。まだまだ紅葉が始まりだしたといったところでしょうか。
雨上がりの午後はちょっと面白い雲も現れていました。東側は比較的晴れ空でしたが、西側は黒い雲に覆われていました。
大天井岳方面を見れば、２６００ｍより上は真っ黒い雲に包まれていました。今日を境に気温も下がりだしてくることでしょう。街で暮らしているとなかなか想像がつかないでしょうが、山ではそろそろ初氷があってもおかしくない季節が近づいてきました。山の上はぐっと寒くなってきました。ダウンやフリースなどの防寒具はお忘れなく、そろそろ手袋も必要になってくるかもしれません。
河地
