色づき始め。
夜明け前、今朝も朝焼けが美しくなりそうな空が広がっていました。今朝も気温は4℃台まで下がりました。同じような気温の日が続くと昨日よりは寒くは感じませんでした。
そして、期待通りの真っ赤な朝焼けとなり、その様子は刻々と変わっていき、どの瞬間もがとても素晴らしかったです。
そして、この朝焼けも太陽が顔を出し、終了となります。朝焼けは日の出の15分前くらいからが一番美しいかもしれません。
太陽が顔を出すと今度は西側に見える山々が紅く染まりだします。すると皆さん一斉に太陽に背を向け、そちらにカメラを向けることになります。
どうやらもう紅葉が始まりだしてきたといってもいいのでしょう。山肌の色は日毎に秋の色へと変わってきています。朝と晩でも色合いが変わったことを感じます。このところ気温が下がりだしてきたので色づきもどんどんと進んでいくことでしょう。
今日のヘリコプターで物資が上がってきて、第一別館の屋根の吹き替え工事が始まりました。連休までに工事を終わらせようと職人さんたちはもくもくと工事を進めていました。厳しい自然環境の中にある山小屋を維持していくためには、こうした工事が必要で優先順位をつけて、毎年のように行っています。
秋晴れは今日までのようで段々と雲が多くなってきて、上空は風が強いのかレンズ雲も現れ始めました。明日、後半から雨の予報も出ていますが気温が低くなっているので、雨の中の稜線歩きは時として低体温症の危険性が高くなる時期ですので無理が許されない季節になってきました。
夕方になって雲はさらに厚くなってきましたが、雲の隙間から差しこむ光が美しい光景を作り出していました。上の写真は餓鬼岳の手前にあるけんずりにだけ光が当たり、そこだけ輝いていました。
河地