それ、「呼んで」ますよ
9月21日（月） 午後6時現在の気温 ：15℃ 天候 : 曇り
今年は、新型コロナの影響で、車でお越しになる方が多い・・・と、幾度となくこのブログで書いてきましたが、それによる影響は、駐車場問題（駐車スペースの不足）だけではありません。
駐車場で看過できないのが、ゴミ問題です。
もちろん、所かまわずポイ捨てしているのでない事はわかります（というか、そう信じたいです。）。
出発までに食べたもののゴミをまとめて・・・、まとめて・・・、
「うーん、登山の間じゅう車内に置いておいたら匂いがついちゃうなぁ。車内は温度もすごく高くなるし！」
・・・で、車の下に置いておいて、下山したら持って帰るつもり。・・・なんだと思います。でも、野生動物はそのゴミから発せられる匂いに引き寄せられます。そして、固ーく縛ったレジ袋は爪、牙、口ばしでズタズタにされ、ゴミは広範囲に散り散りになります。そうなると、下山したら持って帰ろうと思っていた方も、別のゴミ袋を用意し、時間をかけてまで、それらを拾って集めようとは、そりゃ、思わないです。
これが、ゴミ散乱のメカニズムだと思います。
登山口を出発して歩き始めれば、高い意識でゴミの持ち帰りを徹底する方も、登山口近くの駐車場では「甘く」なってしまいがちです。その気持ち、個人的には、すごくわかるんですが、ここも、れっきとした自然環境の中、ネズミ、サル、キツネ、テン、クマ等、野生動物（それにカラスも！）の生息域です。匂いもシャットアウトする完全密閉の容器を車に常備して、それをゴミ箱にし、車内に保管して下さい。
（猪股け）
※最後の写真、本人の名誉のために書き加えておきますが、この写真を撮った10分後、下山して来た、若い、このディフェンダーのオーナーは「あ”――！やっちまったよー！」と言って、細かいゴミまですべて拾っていました。
