気付けば霜柱の季節。
さかきです。
▲日の出 5:35頃
秋の連休最終日の今朝、見事なご来光が拝めました。テント泊・小屋泊いろんな人達が、いろんな所でシャッターチャンスを伺っている様は、それぞれが思い思いの山の楽しみ方を見つけられているようで、小屋のスタッフとしては嬉しい限り。これだけの登山者の皆さんの賑わいに、むしろ大天井岳の方が元気づけられている感じです。
朝の6時。下界でのウィークデーでは通勤ラッシュ始まる時間帯だと思います。山の朝も動き出しは早く、とりわけテント泊の皆さんは、陽が昇る前の薄暗いうちから、自分たちの朝食の支度や寝床の片づけに追われます。とは言えそんな忙しなさも、天気が良ければ、周りの景色を楽しみながらなので、全く苦にはなりません(と思うのですが・・・)。
今日は常念岳越しに見える富士山に南アルプスが、きれいでした。
“炎”の先端のような雲。思わず一枚撮ってしまいました。
ということで、昨日はブログをお休みしてしまい、大天井岳界隈の様子はお届けできませんでしたが、結果としてこの4連休は概ね晴天に恵まれる、絶好の秋の登山日和となりました。紅葉はまだ早い感じではありましたが。
加えて、先週末の雨を境に朝晩の気温を中心にだいぶ冷え込むようになり、今朝の大天荘の温度計は0.9℃を表示していました。
気付けば、足元には霜柱。
なるほど、今朝、小屋の裏手の展望台でカメラを構えていた手は、かなり悴んでしまい、小屋に戻りストーブで温めても、しばらくジンジンして仕事が手につきませんでした。
・・・もう、山の上はそんな季節になってきたのです。
ふっと湧いて出たような台風12号が日本列島の様子を伺っていますが、恐らくこの台風が抜けた後、弱いながらも寒気が入り込むようです。先日も低体温症の話題をお届けしましたが、雨・みぞれ・雪のどれかが降ってくる時期になってきています。
この先北アルプスをご予定の方は、どう転んでもいいように、万全の装備を準備されての入山とされますよう、お願い致します。