一気に寒さが増してきそう・・・
さかきです。
今日は一日中雨が降り続きました。日中の気温は10℃を下回り概ね6℃~8℃台で推移。ただ風が極端に強くなかったのが幸いで、ポツポツ小屋泊の方、お見えになられました。
ただ、やはり降りっぱなしの中での数時間の登山は、いくら性能のいいゴアテックス製の雨具を着込んでいるとはいえ、人が発汗するものとで、雨具の中は蒸れてしまい、基本びしょ濡れ状態になってしまうのに加え、靴の中はぐしょぐしょ。皆さんかなり寒そうでした。
夕方の大天荘前のテント場。テントは一張りもありません。最もこれだけの雨ですと、下地が土ベースのここのテント場は、水たまりが多くできてしまい、悪天候時に張るにはやっかいな土地柄。致し方ありません。
さて、種々の気象情報を見てみますと、どうやら明後日以降は朝晩中心にかなり冷え込んできそうです。標高の高い北アルプスの稜線では一時的ではあれ、みぞれ予報を出しているところもあります。
小屋泊の方はもちろんですが、テント泊装備でお越しの方は、かなりの防寒対策を準備されてお越し頂くのが賢明です。下界ではまだまだ氷点下とは程遠い気温ですので、体が寒さに慣れていない状態での、3,000m級の稜線の先の気温では、かなり体が堪えるはずです。
仮に、天候が悪くなくても、冷たい風が強く吹き付けられた状態での稜線歩きは、先日もありました低体温症のリスクが否定できません。
9月も後半、今後天気予報を調べられる際は、「冬型の気圧配置」「冷え込み」「寒気」「放射冷却」等のキーワードには十分ご注意頂きたいと思います(有料サイト「ヤマテン」参照)。
小屋周りの高山植物は、そのほとんどが終焉しましたが、この「イワツメクサ」だけは、まだ健気に可憐な花をつけています。
とはいえ、寒そうですね。