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燕山荘

紅葉シーズン。


昨日の夕方から降り出した雨は朝には上がっていましたが、朝はまだガスが残っていました。燕山荘周辺ではナナカマドがいい色に染まってきました。正直言ってすでに枯れてしまった葉っぱも見受けられますが、きれいに色づいている木々もあります。ダケカンバもだいぶ黄色くなってきましたが、カラマツはまだ黄葉が始まりだしといったところです。なので紅葉はもう少し先がピークとなりそうです。

8時くらいになるとガスも取れ、燕岳が姿を現してきました。紅葉はまた一段と進んだようでした。見るたびに山肌の色は変わっていきます。こうした小さな変化に気づくことが出来るのは毎日ここで暮らしているからだと思います。

 

紅葉シーズンに入ってきたからなのでしょうか、日曜日の今日もテント場はご予約でいっぱいでした。朝晩の気温は0℃近くになってきているので、秋冬用のシュラフやしっかりとしたマットが必要になってきています。装備がしっかりしていないと寒くて眠れない夜となるでしょう。

日曜日でしたが、今日はお泊りのお客様も比較的多くなりました。日中は少し青空が広がることもありましたが、日差しはあまりなく、肌寒い一日でした。外でこの美しい紅葉の景色をたっぷりと楽しむにはダウンやフリースなどの防寒着があるといいでしょう。日中でも気温は8℃くらいで東京などの冬の寒いの日中の気温位です。山の上は季節の進みが街に比べて随分と早いものです。紅葉の季節が来たと思えば、初氷や初雪の便りもそう遠くはありません。

16時頃より気温が4℃ほど急に下がりだしました。そして、西の空を見れば黒い雲が現れ、恐らく寒気が入りだしてきたのでしょう。その雲の隙間から差す太陽の光が一部の山肌だけを照らし、それがきれいでした。

日の入りは見られませんでしたが、一瞬だけ太陽の光が差し込み、東側にはっきりとしたブロッケン現象を見ることが出来ました。夕方になり、気温はどんどんと下がりこの秋一番低い2℃台まで下がってきました。こうなると明日の朝の水道の凍結が心配になるので、一部の水道の水抜き作業を行いました。いよいよこんな季節がやってきたようです。山の上では秋と言っていますが朝晩の気温は街でいう冬のようなものなってきています。防寒具、手袋、ニット帽などが括約する季節へと入ってきています。

河地

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