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燕山荘

寒い一日。


夜明け前は濃いガスに包まれ、LEDのヘッドランプで外を歩くと光が乱反射して、周りが真っ白けになり、何も見えないような状態でした。こんな時は白い光より、黄色い光のヘッドランプが有効です。そのガスも次第に取れてきて、展望が広がりだしてきました。ただ今日は風が強く、気温が低かったこともあり、大天荘まで行くのをやめてここでのお泊りに変更される方も多くいらっしゃいました。これからの季節はたとえ雨が降ってなくても低温と強風により行動が困難になってくる場合があります。自分の力量を見極め、無理をしないことが大切になってきます。

雲切れ間から日差しが差すようになってきても風が強いため、気温以上に寒く感じました。山頂へ行って来られた方はとても寒そうで、帰ってくるとストーブで冷えた体を温める方を多く見受けました。

ダケカンバの落葉が進むにつれ、木の幹の白さが目立つようになってきました。

稜線上のカラマツの黄葉も所によっては進んできていて、背景にあるダケカンバの黄色と同じような色になってきました。

寒い一日でしたが、イワヒバリが8羽ほどの群れをなして、小屋の屋根の上に集まっているのを見かけました。何年か前もこうして秋が深まってくる頃、イワヒバリが数羽の群れをなして、小屋の屋根の上にいたのを見たことがありました。イワヒバリたちは寒くなると住むところの標高を下げます。もう少しすれば、下へと降りて行ってしまうのではないでしょうか。冬にイワヒバリを見かけたことがないのでいったいどこにいるのでしょうか、ちょっと気になるところです。

午後のガスが沸き立つ稜線

今日は一日を通して、暖かいと思える時はありませんでした。寒い季節がやってきたようです。日の入りも思った以上に早くなっていて、17時25分過ぎに外に出てみたら、もう沈んでいました。しかし、それから少し経つと雲が紅く焼け、とてもきれいな光景を目にすることになりました。

20時を過ぎると小屋の西側にある温度計は氷点下を示すようになってきました。今夜もまた一部の水道の水抜き作業が必要となりそうです。寒いですが、燕山荘の右上には夏の星座や天の川がきれいに見えていました。

河地

 

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