ポカポカ陽気。
さかきです。
▲昼下がりの槍・穂高連峰
▲同じく燕山荘方面
今日も朝からいいお天気で、この3,000m級の稜線上においては、とても１０月半ばとは思えないポカポカ陽気となっています。朝晩の冷え込みも弱く、私が夜中トイレに起きた際の外気温は、大天荘の温度計で7.2℃。
でも、こういう時は、近いうちに一気に寒波がやってきて、気温がグッと下がることがよくあり、そうなると、まだ寒さに慣れていない一般登山者のみならず、我々スタッフも痛い目に遭うことがあるので（作業行程上の話です）、気をつけなくてはいけません・・・と、最もらしいことを述べましたが、これだけ気持ちいい陽気だと、な・か・な・か気持ちの切り替えは難しいもので・・・。
しかし真面目な話、これからの時期、北アルプスにお出かけ予定の方は、必ず防寒対策は怠りのないよう、お願い致します。
さて、今シーズンの大天荘の運営も、残すところ１か月弱となりました。７月から定期的に揚げておりました、水源地からのポンプアップ作業も、今日を一応最終としました。
小屋の備蓄量は、総量約１６トン。この量で、この先小屋閉めまで使用する分を賄います。
長野県の薬剤師会で受けている定期的な水質検査で、毎年お墨付き頂いている水。今更ながら、とても”おいしい”水です。
稜線上の山小屋全てが水源地を持っているわけではなく、雨水をろ過して利用している所も少なくありません。そういった意味では、大天荘はまだ水事情は恵まれているほうかもしれないですが、いずれにしましても山小屋での水利用はとても貴重ですので、節水のご協力改めてお願い致します。
＜今年もありがとうございました＞
今年もこのカップル来てくれました・・・カップルではなく、おしどり夫婦と呼ばせて頂いてもいいでしょう。
ちなみに昨年は、降雪直後にお越し頂き、雪上でのテント泊でした（→去年の大天荘ブログをどうぞ）。
今回は、昨日の雲海に、今朝のご来光と、いい事尽くめだったようです。
ちなみに、去年は長野県に移住され、今度は近々、大天井岳が絶えず望める麓の町に引っ越しされるようです。どっぷり長野県にはまってきましたね。羨ましい・・・
是非また来年もお待ちしています。
