秋の日はつるべ落とし。
さかきです。
まさにタイトル通りの夕暮れ時となってきた今日この頃。
▲槍ヶ岳 北鎌尾根 越しに沈む夕陽(17:19頃)
昨晩北日本を中心に通過した寒冷前線の後追いで吹き付ける北風が、殊、夕方辺りその冷たさが肌身によーく染みました。気温は大天荘の温度計で6.2℃程。決して強い冷え込みではないものの、この冷たい“北風”、長時間素手でカメラを構えるには少々酷な環境でした。
それでも、お見え頂いたお客様にとっては特別な時間。ダウンやフリース、雨具等を着込んで寒さを凌ぎ、この夕焼けショーを楽しまれていました。
私ももちろんその場に居合わせていたわけですが、今日あたりは特に、日没後の陽が暮れゆくタイミングが早くなったなぁ、と感じさせるものがありました。
テント泊の方を中心に、日没後に到着される方、必ずと言っていいほど一日数組いらっしゃいますが、決して感心できる行動ではありません。夕暮れ時気温が低下し、体力が消耗している中、薄暗い中でのテント設営は、冷え切って悴んだ手だと、なかなか厳しいものがあります。加えて悪天候下での遅い到着となりますと、低体温症のリスクが非常に高まります。
日中の時間がどんどん短くなるこれからの時期、登山においては早出早着を心掛けて頂きますよう、重ねてお願い致します。
どうも、今週辺りからちょいちょい寒気も流れ込む頻度が高まってくるようですので、お気を付けください(→こんなWebサイトもありますのでご参考までに)。