“水抜き”。
さかきです。
今晩は冷え込んできました。20時の時点で大天荘の温度計は、外気温0.5℃。最も今頃の季節、3,000m級の稜線においては、朝晩氷点下になることは珍しくないのですが、何せここ数日暖かな陽気が続いたこともあり、少々体に応えます。
こんな日は、お客様はもちろんのこと、我々スタッフも賄い食では、芋煮を頂き、冷えた体を芯から温めます。山形風につき、醤油ベースで牛肉を使います。最後にたっぷりのせる“ねぎ”が味を引き立てます。舌がやけどするくらい熱々ですが、そこがまたおいしさのポイントだと、私は勝手に思い込んでおります・・・いや、実際おいしいと思います。是非、標高2,870mにある大天荘でご賞味ください、遠いですが・・・
ということで、今年もぼちぼち毎晩、“水抜き”という作業が欠かせない時期となってきました。氷点下に冷え込むような夜、水道が凍結する前に予め管の水を全て掃うことで、翌朝スムーズに水が蛇口から使えるようにするための、大事な工程です。強い冷え込みですと、陽が暮れる前から氷点下になってしまうこともあり、そうなるとなかなか厄介なんですが、管の水が全て凍ってしまってからでは遅く、そうなると翌朝それを融かす労力に膨大な時間を費やす必要があります。そうならないための“水抜き”作業・・・まぁ、この季節の恒例行事といったところでしょうか。
どうも明後日以降は、本格的な降雪予報に加え、日中でも0℃未満の予想となっています(→ヤマテン参照(有料サイト))。最新の種々の気象情報をよくご覧いただき、無理のない山行計画をお立て頂きますよう、お願い致します。
・・・雪降りの中の“水抜き”作業は、体が心底凍れんだぁ、まず。