水源地閉め作業。
朝、氷点下というのはすっかり日常となってきています。今朝も寒い朝を迎えました。やや雲の多い空でしたが日の出時刻が近づくにつれ、東の空が紅くなり始めました。その上には金星が明るく輝き、また遠くには富士山も見え、寒いですが美しい夜明けでした。
日中はきれいな青空が広がり気温もプラスになりました。ただ、気温はそれほど高くはないので、雪解けはあまり進みませんでした。こうして雪のない安曇野を見下ろすと、改めて、山と街の季節の違いを感じます。
穂高岳
槍ヶ岳
笠ヶ岳
鷲羽岳
立山
名だたる名峰はいずれも真っ白な冬の装いとなっています。今回の降雪までは立山には雪はほとんどなかったのですが、今回で立山は真っ白になりました。
三段紅葉?
燕山荘は水をポンプアップしてまかなっていますが気温も低くなってきて、パイプ内の凍結箇所が多くなり、そろそろ限界となってきました。先日、奇跡的になんとか水を上げることが出来、小屋のタンクも満タンとなったので今日は水源地の閉め作業へと出かけてきました。
いつもなら雪のない中、片付け作業をするのですが、今年は降雪が早かったため、雪の中での片付け作業となりました。11月の終わりまで営業するためにはなんとしても今ぐらいまで水を上げる必要があります。最後に今年も枯れることなく湧き続けた水源地に感謝をして作業を終了しました。17日以降、低温の日が続き水を上げることが出来なく、かなり焦りました。やはり水がないと山小屋の営業も非常に困難になってしまいます。山で働いていると水のありがたみを身に染みて感じます。
日の入りはガスを通しての幻想的なものとなりました。今週は比較的晴れの予報が多くなっていて、雪解けも少しは進むのでしょうか。
河地