みぞれから雪へ。
天気予報通り朝からみぞれ混じりの雨となりました。それほど強い降りではありませんでしたが、大天井岳から戻って来られた方々はみな濡れてけっこう寒そうでした。やはり、雪より雨やみぞれの方が衣類が濡れてしまう場合が多く、濡れることによって体温を奪われ気温以上に厳しい登山となります。こんな日の稜線歩きは自分の登山の力量をしっかりと分かっていて、かつ、途中で引き返すか同かの判断が出来ることが大切になります。
こんな天気で登ってこられる方は少なく静かな一日でした。そんな中、縦走をやめてここで、ご連泊にされたお客様がこんな素敵な雪の「山男」をつくられました。
日中はかなり湿った雪が降り続きましたが、積雪にはなりませんでした。
燕山荘の今シーズンの営業も3週間となってきて、小屋締めの作業がだいぶ進めなくてはならない時期になってきました。今日は喫茶室のサンルームの3分の2を倉庫へとする作業を始めました。数日中にはここに雨戸やサポート類を置くことになります。また、サンルームメニューの喫茶での販売は明日までとなり、それ以降はメニューを縮小して売店での販売となります。生ビール、ケーキはまだまだありますのでどうぞお楽しみください。
冷たい雨の降る一日でしたが、3羽のイワヒバリがサンルームのそばにやってきて、ぴょんぴょんと歩き回ってきました。ぼちぼちこのかわいい姿も見られなくなるのでしょうか。イワヒバリたちは冬はもう少し標高の低いところで過ごします。
夕方になり、みぞれが雪へと変わりだし、積雪となり始めました。明日の朝には雪が積もっていることでしょう。また、明日は冬型の気圧配置となり、気温も非常に低くなりそうです。雪の積もり具合によっては軽アイゼンやチェーンスパイクでは厳しくなるかもしれません。登山道の状況は日々変わりますので、このブログで最新のものをお伝えしていきたいので、ご参考にしてください。
河地